夏の空の日記

2025年8月30日、晴れ。
今日、窓から見上げた夏の空は、どこまでも広がる深い青だった。朝の涼しい空気の中、薄い雲がふわふわと浮かんでいて、まるで綿菓子が風に揺れているよう。午前中の光は柔らかくて、空の色が少しずつ濃くなっていくのを見ていると、なんだか心が軽くなる。

お昼近くになって、セミの声が響き始めた。空には入道雲がモクモクと湧き上がっていて、子供の頃に「この雲、どんな形に見えるかな」って想像したことを思い出した。今日は、大きなクジラが泳いでるみたいに見えた。雲の輪郭が陽の光でキラキラ光って、まるで空が生きているみたいだった。

夕方、散歩に出かけたら、西の空がオレンジとピンクに染まっていた。夏の夕暮れって、なんでこんなに切なくなるんだろう。雲の隙間から漏れる光が、地面に長い影を落としていて、ちょっとだけ涼しい風が吹いてきた。遠くで子どもたちの笑い声が聞こえて、夏がまだ終わらないでほしいな、なんて思った。

夜になると、星がちらほら顔を出してきた。都会の空だから、星はそんなに多くないけど、それでも一つ一つが力強く光ってる。夏の空って、昼も夜も、なんだか自由で大きい。明日もこんな空を見上げられたらいいな。