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小説
【掌編小説】コンビニのおにぎりが自我を持ってて、『オレ、梅味だからって地味扱いすんな!』ってキレてきた話
深夜2時のコンビニ。レジ打ちの佐藤は、いつものように棚の補充をしていた。特に変哲もない、月曜日の深夜。冷蔵ケースのガラスに映る自分の疲れた顔を見て、ため息をついた。 その時だ。 「……おい。佐藤。 ...
【掌編小説】ズボラ女王、洗濯物との仁義なき戦い
朝、目覚ましよりも先に、妙なにおいで起こされた。ベッドの横、積み上がった洗濯カゴ。3日前に「今日は絶対に干す!」と宣言したTシャツたちが、まだそこに鎮座していた。 「……あ、これは完全に発酵し ...